A CASE OF PERITONEAL MESOTHELIOMA PRESENTED WITH INVASION TO PERICARDIA AND THE LIVER

2011 
症例は69歳,女性.2008年7月心窩部および前胸部圧迫感を主訴に近医を受診.腹部超音波検査,CTにて肝左葉に巨大肝腫瘤を認め,また胸部レントゲンにて心陰影の拡大あり,心タンポナーデをきたしていた.緊急的に心嚢穿刺し血性心嚢液800ccを吸引(細胞診classI).2008年8月当科紹介.各種画像診断にて肝左葉に10cm超の不整な腫瘤,また心嚢内にも3cm超の腫瘤が存在し,大量の貯留液を認めた.血流豊富な肝血管肉腫を疑い,feederである肝動脈外側区域枝および左右内胸動脈,左下横隔膜動脈の化学塞栓術施行.その約3週間後に心嚢の一部,左横隔膜約60%合併切除を伴う肝外側区域切除を施行した.病理組織診断は悪性中皮腫.肝と心膜に直接浸潤があるものの,病変の主座より横隔膜原発と考えた.術後pemetrexedとcisplatin(CDDP)による化学療法を6クール施行し,16カ月無再発生存中である.
    • Correction
    • Source
    • Cite
    • Save
    • Machine Reading By IdeaReader
    8
    References
    1
    Citations
    NaN
    KQI
    []