A case of surgical treatment of metastatic lung tumor from thymic carcinoid

1998 
胸腺カルチノイドの術後経過観察中, 肺内腫瘤陰影の増大を来したため肺転移再発を疑い外科治療を行った症例を経験したので報告した.症例は45歳, 男性.1991年8月, 胸腺腫の術前診断で胸腺胸腺腫摘出, 左肺部分切除, 左横隔神経合併切除を施行し, 最終病理診断は胸腺カルチノイドであった.術後50Gyの放射線治療施行後, 外来経過観察を行っていた.1993年8月, 右下肺野に2.5×1.5cmの腫瘤陰影出現し, 肺転移を疑い全身遠隔転移検索を行ったところ, 前頭骨への転移も疑われ多発転移としてVP-16 (50mg/dl, 2隔週) の化学療法を開始した.以後, 1994年11月まで腫瘤陰影の変化は見られなかったが, 1995年2月右下肺野に浸潤影の出現を認め, !995年8月には腫瘤陰影の増大 (3.0×2.0cm) と, 右S8領域のconsolidationを呈するに至った.精査加療目的で同年10月入院.気管支鏡でB8入口部にポリープ状に突出する腫瘍が直視可能であり生検を行ったが壊死組織であり, 病理診断を得るに到らなかった.胸腺カルチノイドの肺転移再発または, 原発性肺腫瘍の疑いで11月7日右下葉切除, 縦隔リンパ節郭清を行った.最終病理診断は胸腺カルチノイドの肺転移であった.
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