13C NMR of polyurethane in the solid state.

1988 
ポリウレタン試料のハード相とソフト相の化学組成を調べる目的で, ハード相成分を選択的に検出するCPMAS法とソフト相成分を選択的に検出するLDMAS (Low-Power Proton Decoupling, Magic Angie Spinning) 法の2種類の固体高分解能13CNMR測定を行った. その結果, ここで検討したポリウレタン試料では. ハードセグメントが確かにハード相を形成しているものと, ハード相は存在せずすべてソフト相となっているものとがあった. この固体高分解能NMRで得られる情報が正しいものか否かを確認するため, DSC, 動的粘弾性, 応力-ひずみ関係, パルス法NMR, X線回折, 偏光顕微鏡. TEMなどの測定から試料の高次構造を詳細に調べた. 固体高分解能NMRデータは試料の高次構造を正しく反映していることが確認でき, 化学組成と分子運動性を同時に, かっ直接的に知ることができる有効な方法であることがわかった.
    • Correction
    • Source
    • Cite
    • Save
    • Machine Reading By IdeaReader
    0
    References
    1
    Citations
    NaN
    KQI
    []