Effect of Icosapentaenoic Acid Loading on Plasma Lipids in Healthy Women

1992 
健常女子12人を対象に, イコサペンタエン酸 (IPA) が血中脂質に及ぼす影響をみるために, Fish 群 (IPAとして3.9g/日) と, IPA群 (IPAとして5.7g/日) の2グループに分け, 実験を14日間行った。1) 血中IPA濃度は, Fish 群で17.5から195.0μg/mlへ, IPA群では277.2μg/mlへ有意に上昇した。2) トリグリセリド (TG) は, 両群で低下傾向を示した。3) アポCIIは, 両群で有意に低下した。4) 超低比重リポたん白質 (VLDL) 分画中のTGは両群で有意に低下し, とりわけIPA群でのTGの低下は著明であった。5) 総コレステロール, アポBは, IPA群で有意に低下した。低比重リボたん白質 (LDL) 分画中のコレステロールは両群で軽度に低下し, そのアポBはIPA群で有意に低下した。以上により, IPAの負荷はVLDLを著減させ,更にIPA製剤を追加投与したIPA群ではLDLも低下した。今回の結果より, IPAの大量摂取によるこれらリポたん白の低下は, 動脈硬化の予防に有益なものと思われる。
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