Perianesthetic Airway/Respiratory Complications in Pediatric Cases with Specific Congenital Diseases
1994
先天異常や染色体異常などの先天的特殊疾患をもつ15歳以下の小児麻酔症例を対象として,気道•呼吸器合併症の発生頻度を調査し,種々の因子との関連について検討を行なった.先天的特殊疾患58例中21例(36.2%)に気道•呼吸器合併症を認めた.合併症の多くは麻酔導入期に発生しており(65.4%),そのほとんどが挿管困難や気道確保困難な症例であった.合併症の発生と性別,年代,および麻酔法との間に関連性は認めなかった.全身麻酔を頻回に受けた症例に上気道合併症の発生頻度が高かった.先天的特殊疾患を合併した小児麻酔において,特に頻回の全身麻酔の既往をもつ場合には,麻酔導入期の気道確保に対し十分なる検討とその対処が望まれる.
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