Graft polymerization of styrene and MMA onto the elastomers.
1990
エチレンーアクリル酸共重合体(EMA)にスチレンを, ポリエーテルブロックアミドエラストマ-(PEBAX) にメチルメタクリートをグラフト重合させることによりゴムの改質を行った.グラフト重合においてモノマー濃度, 幹ポリマー量の影響について検討したところ, EMA, PEBAXともにモノマー濃度の増加とともにグラフト率は増加し, グラフト効率は減少した. 幹ポリマー量の影響については, EMAの増大に伴ないグラフト率, グラフト効率は減少した. 一方PEBAX量の増大に伴ないグラフト率は減少, グラフト効率は増加の傾向を示した. EMAについてはルイス酸の添加効果も検討し, ルイス酸濃度0.0147mol/lにおいてグラフト率, グラフト効率は最大となり, それ以後はルイス酸濃度の増加とともに両者とも減少した. EMA, PEBAXのグラフト体はグラフト率が高くなるにしたがい硬いポリマーに変質した.
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