ECTOPIC PANCREAS OF THE ILEUM, IDENTIFIED AS TUMOROUS BY PREOPERATIVE ENTEOCLYSIS-A CASE REPORT

2006 
症例は50歳,女性. 2005年1月20日に下血を主訴に当院内科を受診,精査加療目的に翌日入院となった.下血は第2病日には軽快した.下部消化管からの出血を疑い大腸内視鏡検査を施行したが,出血源は明らかでなかった.食事を再開したところ再度血便を生じ,小腸病変の検索のため,経口法とカテーテル法による小腸造影を施行した.回腸に再現性のある直径約20mm大の隆起性病変が認められ小腸腫瘤と診断した.上部消化管内視鏡,腹部CT,腹部血管造影検査では異常所見は認められず, 2月18日に手術を施行した.開腹時所見では回腸末端から約120cm口側の回腸に腫瘤性病変を触知し,回腸部分切除術を施行した.切除標本の病理組織学的検査では, Heinlich III型の異所性膵と診断された.術後経過は良好で,術後1年の現在,下血の再発は認められていない.
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