NUCEF臨界実験施設の計量槽初期校正,1; 測定方法とその結果

1994 
燃料サイクル安全工学研究施設(NUCEF:Nuclear Fuel Cycle Safety Engineering Research Facility)に設置される臨界実験施設の核物質計量管理のため、施設のホット運転に先立ち溶液燃料計量槽の初期校正を実施した。測定生データは、ディップチューブ式液位計によって観測された差圧、計量槽内に投入した校正液(脱イオン水)の重量、槽内の温度等であり、槽換排気系を運転しない条件で1槽当たり1ランのデータを取得した。これらの生データは密度補正及び浮力補正を加えて槽内校正液の体積と液位のデータ対として整理した。結果として、プルトニウム計量槽の体積と液位の測定誤差は0.2lit.以下、1.0mm以下であり十分小さいものであった。本書は、これらの測定手順と測定データ、データ補正方法、計測誤差の評価結果についてまとめたものである。
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