A CASE OF ADENOMYOMATOSIS WITH UNEXPECTED GALLBLADDER CANCER

2002 
症例は56歳の男性,蕁麻疹で来院した.肝炎の既往のため検査を希望した.超音波検査で胆嚢は萎縮し,壁肥厚とcomet-like echoを認めた. ERCPで胆嚢体部の全周性狭窄と底部側での内腔狭小化を認めた. CTで胆嚢壁は淡く造影効果を受けた. EUSで胆嚢壁肥厚と壁内に多数の嚢胞状低エコーを認めた.分節型胆嚢腺筋症と診断した.胆嚢癌との鑑別のため施行した血管造影では悪性所見を認めなかった.腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行した.組織像で底部のRAS内の高分化腺癌とその漿膜下浸潤を認めた.追加切除術後5年3カ月現在無再発健存である.発癌の可能性や癌合併の診断の困難性により,腺筋症では胆嚢摘出術を行い病理学的に検討する必要性が示唆された.
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