Two cases of hepatitis B virus associated glomerulonephritis - Successful induction of seroconversion and diminished proteinuria.

1989 
B型肝炎ウイルス(HBV)関連膜性糸球体腎炎とHBV関連膜性増殖性糸球体腎炎の2例を経験し,おのおのの腎糸球体に, HBe抗原の存在を証明した.これまで, HBV腎症においてはseroconversionと相前後して腎症状の改善が見られることは知られているが,積極的にseroconversionを誘導して治療を行った報告は少ない.そこで,今回の2症例に対して, HBe抗原抗体系のseroconversionを自的に,副腎皮質ステロイド中断療法,インターフェロン療法を行ったところ,血中HBe抗原の消失, HBe抗体の出現と共に,尿蛋白の減少,消失が認められ,良好な経過をとった.以上の経験により, HBV腎症に対して積極的なseroconversionの誘導が有効と考え報告した.
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