A case of simultaneous occurrence of an early esophageal carcinoma and an early gastric carcinoma.
1990
今回, われわれは同時性食道胃早期重複癌の1例を経験した.症例は46歳男性, 主訴は特にない.健康診断の上部消化管間接造影にて胃に異常を指摘され来院した.当院での内視鏡検査で下部食道と胃角部大弯に浅い陥凹性病変を認め, 生検の結果はそれぞれ, 扁平上皮癌, 未分化型腺癌であった.開腹にて胸部・腹部食道抜去術を施行, 横行結腸で再建した.病理組織学検索では, 食道癌は大きさ1.2×1.6cm, 深達度, 粘膜上皮内で, 胃癌は大きさ1.2×1.5cm, 深達度, 粘膜内であった.ともにリンパ節転移はみられなかった.同時性食道胃早期重複癌の報告例は自験例を含め24例と少なく, 特に食道が粘膜上皮内癌の症例は3例のみであった.
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