Ocular ischemic syndrome improved by stent placement for stenosis at the orfice of the left common carotid artery

2011 
症例は76歳女性である.左眼の一過性黒内障で発症し,眼科的診察で左眼の視力低下および血管新生緑内障,虹彩ルベオーシスをみとめた.頸動脈エコー検査から左総頸動脈近位部に高度狭窄の存在が推定され,眼動脈エコー上左眼動脈の血流速度は低下していた.脳血管撮影では左総頸動脈起始部の高度狭窄が確認され,左眼動脈の描出は不良であった.左総頸動脈起始部狭窄による眼虚血症候群と診断した.眼動脈血流改善により眼虚血症候群の増悪を防ぐため,左総頸動脈起始部にステントを留置した.術後,黒内障発作は消失,虹彩ルベオーシスは消退し,視力低下の進行はなかった.本例では総頸動脈狭窄部位の推定や血行動態の評価に超音波検査が有用であった.
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