Campylobacter jejuni meningitis in an immunocompetent adult male

2010 
症例は生来健康な51歳男性である.2004年5月某日より頭痛が出現.翌日朝にも症状が続き,当院受診.発熱なく,鎮痛薬のみ処方され帰宅した.その後症状は軽快するも,2日後より頭痛増悪し,発熱もみとめたため当院に再診した.髄液所見より髄膜炎と診断し入院.単核球優位の髄液細胞増多をみとめ,セフォタキシムとアシクロビルにより治療を開始するも発熱と頭痛が持続した.髄液培養にてCampylobacter jejuni が検出され,抗生剤をパニペネムに変更したところ症状はすみやかに軽快した.健常成人に発症したC. jejuni 髄膜炎はきわめてまれであるが,単核球優位の髄液細胞増加をみとめたばあい,本症も鑑別診断にあげる必要があると考えられた.
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