Glycyrrhizinic Acid Reference Standard (Control 031) of National Institute of Health Sciences

4.試験方法 特に記すもののほかは,日局一般試験法を準用した. 1)紫外吸収スペクトル 標準品原料をデシケーター中で 12 時間以上乾燥し (減圧0.67 kPa以下,五酸化リン,50 °C),その約 4 mg を精密に量り,希エタノール 30 ml を加えて溶かした後, 希エタノールを加えて正確に 100 ml とし,試料溶液と する.この液につき,希エタノールを対照にして吸光度 測定法により,210~ 300 nm の波長範囲における吸収 スペクトルを測定し,吸収極大波長における吸光度より 比吸光度E 1% 1 cmを求める. 2)赤外吸収スペクトル 標準品原料をデシケーター中で 12 時間以上乾燥し (減圧 0.67 kPa以下,五酸化リン,50 °C),その 2 mg を 量り,赤外吸収スペクトル測定用臭化カリウム 0.2 g と 混合,磨砕した後,打錠する.この臭化カリウム錠剤に つき,4000~ 400 cm の範囲で赤外吸収スペクトルを 測定する. 3)薄層クロマトグラフ(TLC)法による純度試験 標準品原料 5 mg を希エタノール 2.5 ml に溶かし,試 料溶液とする.この液 0.05,0.1,0.15,0.2,0.25,0.5 54 第121号(2003)