An experimental study on the induction of cartilage and bone formation by cells from rat pulp, periodontal ligament and bone marrow

1991 
同一ラットの歯髄, 歯根膜, 骨髄, 筋肉および皮下結合組織を骨基質, 象牙質基質および脱灰骨基質, 脱灰象牙質基質上で培養した時の新生骨形成ないし新生軟骨誘導能を検索した。新生骨様組織の形成は, 骨基質および象牙質基質上で観察され, 歯髄より遊出した細胞で最も多く次いで歯根膜, 骨髄の順であった。しかしながら, 筋肉と皮下結合組織より遊出した細胞には新生骨の形成は見られなかった。また, 石灰化に関しても骨新生同様の結果が得られた。軟骨の誘導は, 脱灰骨基質および脱灰象牙質基質上で主として筋肉より遊出した細胞のみに見られ, 他の細胞には観察することが出来なかった。これらの結果より, 歯髄, 歯根膜, 骨髄などの硬組織形成性結合組織の細胞は, 骨誘導蛋白 (BMP) に対して軟骨細胞への分化因子としては, 反応しにくいことが示唆された。
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