A resected case of primary liver cancer with many Glisson's sheaths in the cancerous tissue.

1986 
肝細胞癌・胆管細胞癌の混合型(混合型肝癌)の1手術例を報告する.56歳,男性,腹部腫瘤触知を主訴として入院.画像診断上,通常の肝癌とは肝動脈造影,CTで異なる腫瘤を認め,摘出された.組織学的に,肝細胞癌と胆管細胞癌の性格を有する混合型肝癌であったが,両成分とも腫瘍間質結合織量が豊富であり,さらに,腫瘍内にグリソン鞘が多数認められ,興味ある組織像を呈していた.間質結合織が豊富なことと,グリソン鞘の存在が画像診断上の変化を来たしたものと考えられた.手術後約1年で再発がみられているが,3年4ヵ月後の現在経過観察中である.
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