In-Source Plasma Polymerization of Acrylamide in the Solid-State.
1992
アクリル酸カリウムやアクリルアミド (AAm) などの固体モノマーをグロー放電プラズマにさらすと, 重合反応が固相で起こってポリマーが生成した. ここではこの重合をプラズマ固相重合と呼ぶ. このような重合は鎖状のポリアクリル酸カリウム及びゲル状のポリAAmを生成した. AAmとメタクリルアミドあるいはマレイミドとの二成分固体の共重合を検討した結果, これらの系が混合物を形成する場合はゲル状ポリマーを生成するが, 固溶体あるいは化合物を形成する場合は鎖状ポリマーを生成することがわかった. これらの結果から, プラズマはモノマーの固体表面を攻撃して重合を開始すると推定され, また, AAmの場合は, プラズマ電極に供給した電力によって絶縁破壊が起こり, モノマー結晶が局部的に溶融するため, 固相重合の成長反応が進むと考えられる.
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