子宮頸癌 Ib2-IIIb期に対する術前化学療法—手術(NAC-S)とConcurrent Chemoradiation(CCRT)の比較—
2008
局所進行子宮頸癌(Ib2-IIIb期)に対する治療法は国や医療施設により異なり,本邦では主治療として手術が選択されることが多い。今回,2001〜2005 年に当院で初回治療を行った子宮頸癌 Ib2-IIIb 期を対象にNAC とCCRT の治療成績を後方視的に検討した。NACの奏効率は12/19(63%)であり,手術完遂率は16/19(84%)であった。CCRTのCDDP 投与完遂率は20/27(74%)であった。骨盤内制御率はNAC-S群で17/19(89%),CCRT 群で25/26(96%),PAN再発を含めた骨盤外再発は各々7/19(37%),7/26(27%)と有意差を認めなかった。3年PFS やOS についてはCCRT が有効な傾向を示したが有意差は示されなかった。CCRT群は有意に高齢であり,進行した症例が多いにもかかわらず治療成績に有意差を認めず,CCRTの有用性が示唆された。
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