Factors affecting the risk of Sasa grassland decline due to Abies homolepis invasion

2008 
ミヤマクマザサが優占するササ草地にウラジロモミが侵入しつつある徳島県の剣山国定公園内に位置する落合峠において, ササ草地への樹木侵入に係わる要因を空間的に把握・分析した.まず, 1954年, 1962年, 1975年, 1990年, 2000年の5年代の航空写真判読により作成したウラジロモミ定着図の比較を通じ, ウラジロモミ分布域の拡大傾向を把握した.ササ草地内でのウラジロモミの分布面積は経年的に増加し, また, その初期種子供給源 (1954年時のウラジロモミの分布位置) から遠くなるにつれて減少する傾向が認められた.次に, ミヤマクマザサの繁茂程度がウラジロモミの侵入に及ぼす影響を把握するため, ミヤマクマザサめ地上部体積指標を調査地域全域にわたって推定できるモデルを作成した.ミヤマクマザサの地上部体積指標は相対光量子密度との相関関係より4つに類型化することができた (Svi1>18.5%, 10.6%
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