STUDY ON THE HIGH ACCURACY AND THE RAPID WORK OF ROCK EXCAVATION USING LARGE SCALE GRAB DREDGER UNDER GREAT DEPTH AND IN FAST CURRENT

長大橋の橋梁基礎岩盤掘削では, ケーソン据付盤の最終仕上げに, 精度を高めるためにダイバーあるいは自己昇降式海上作業足場 (SEP) による均しが実施されている. しかし, 明石海峡大橋3P下部工工事では大水深・急潮流のため, 従来の工法を採用することが不可能であり, 大型グラブ船のみで短時間で岩盤掘削し, ケーソン据付盤を高精度に仕上げる必要があった. 本研究は, 大水深・急潮流下での岩盤掘削を, 高精度かつ急速施工で実施する際の問題点を定量的に把握することを目的とし, その成果を明石海峡大橋3Pの海底掘削で実証したものである.