一般内科医のためのGLP—1 受容体作動薬の活用法

2020 
・ GLP‒1 受容体作動薬は,グルコース依存性にインスリン分泌を促進することにより,あるいはグルカゴン分泌を抑制することにより血糖値を低下させる薬剤である.・ 血糖低下効果のみならず,膵β細胞・中枢神経・肝臓・筋肉・消化管などさまざまな臓器に作用し,2 型糖尿病患者にとって有用な効果が報告されている.・ 現在本邦では5 種類のGLP‒1 受容体作動薬が上市されているが,各々特徴があり効果も異なるため,特徴を理解したうえで使用することが必要である.・ 2 型糖尿病治療において,大血管障害の発症リスクを軽減することは命題となっているが,GLP‒1 受容体作動薬はSGLT2 阻害薬とともにその効果が大いに期待される.・内服薬・インスリン製剤との併用は,正しく選択すれば非常に有効である.
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