Single-drop method for the determination of dodecylsulfate ion using an elecrodeless piezoelectric quartz crystal.

1999 
水平に置かれた金属電極上に水晶振動子を置き,その上に1滴の電解質(塩化カルシウム)溶液を滴下して,この溶液中に浸された白金線電極と金属電極とで,水晶振動子を振動させる.この無電極型水晶発振子の電解質溶液に,ドデシル硫酸イオン(SDS)を含む試料溶液の1滴を滴下して生じた沈殿が水晶振動子上に付着することによる振動数変化を測定してSDSの定量を行った.この際,滴の大きさを一定にするために油性ペンで円を描くこと,金属電極の大きさを滴(円)の大きさにすること,電解質及び試料溶液に緩衝液を加えること,などにより,感度は少し悪くなるが,50μM SDSの採取による5回の相対標準偏差が5.5%となり,再現性の向上が見られた.更に,微量定量を行うために,対イオンとして分子量の大きい陽イオン性界面活性剤であるセチルトリメチルアンモニウムイオン(CTAC)を用いて,イオン会合体として付着させることにより,0.2~10μMのSDSが定量できた.このときの5μMのSDSを採取しての4回の相対標準偏差は6.8%であった.
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