Japanese automatic weather observation in Antarctica (1992-1997)
1998
南極大陸の沿岸部から標高3810mのドームふじまでの間に無人気象観測装置を設置した.使用した観測システムは,これまで日本隊の運用実績があるCMOSデータロガーによるAWSと,やはり米国で運用実績があるウィスコンシン大学が開発したARGOS-AWSを併用して使用した.システムは-80℃以下になる低温での耐久性が必要であり,CMOS-AWSなどの低温試験を行った. CMOS-AWSは-80℃までの作動が確認された.また,無人気象観測装置で使用するデータロガーの保温用電源や測定器への電源供給を目的として風力発電装置と太陽光発電装置を試験運用したが,風力発電は-55℃まで作動した.太陽電池は機械的電気的問題もなく作動した.無人気象観測から得られたデータは,沿岸からドームふじに至る雪氷・気象の地域性や時間変動の研究に利用できる.
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