Ruptured Pseudoaneurysm Associated with Pancreatic Pseudocyst during the follow-up Period-Report of a Case and Review of the Literature-

2003 
症例は31歳の男性で, 平成9年頃からアルコール性膵炎の加療歴があり, 腹部CT検査では膵仮性嚢胞が指摘されていた. 平成12年2月3日に左上腹部痛のため入院. 腹部CT検査では, 膵尾部に直径約5cmの膵仮性嚢胞を認め, 嚢胞内脾門部寄りに造影効果のある径5mm大の腫瘤を認めた. 保存的治療により軽快したが, 3か月後に腹部CT検査を行ったところ, 膵仮性嚢胞の増大と嚢胞内に突出する脾仮性動脈瘤が疑われ, さらに嚢胞内への出血も疑われた. 5日後の腹部CT検査で動脈瘤の増大を認めたため, 血管撮影を行い, 脾仮性動脈瘤を確認した後, 同部の血管塞栓術を行った. 2週間後, 待期的に膵仮性嚢胞の根治術として動脈瘤を含めた膵体尾脾合併切除術を行い良好な結果を得ている.
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