Surgically Treated Case with Chronic Posterior Fracture-Dislocation of the Shoulder

2010 
症例は64歳,女性.現病歴:転倒し右手をついて受傷,近医にて右上腕骨近位端骨折の診断にて4週間の三角巾固定後,リハビリが開始された.受傷4カ月後も挙上障害が続くためMRIを施行され,右肩関節後方脱臼骨折を認めたため当科紹介となった.初診時現症:右肩後方に骨性突出を認め,屈曲5°,外旋-40°,内旋不能であった.JOAスコアは26点であった.単純X線・CTにて,骨頭は後方へ脱臼し,小結節から大結節の骨片が転位し変形癒合していた.疼痛残存しADL障害を認めた.受傷5ヶ月後,観血的整復術を施行した.後療法は術後3週まで下垂中間位に外旋装具固定し,術後6週まで外転30°・軽度内旋位に腋窩枕装具にて固定した.術後6週より自動運動を行った.術後5ヵ月の現在,安静時・運動時痛なく,可動域は屈曲150°(他動),外旋30°,内旋L5と改善した.JOAは83点に改善した.洗顔動作も可能となり,患者の満足度は高かった.
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