A CASE OF HYPER-AMMONEMIA INDUSED BY AN ILEOVESICAL FISTULA AFTER HEPATIC RESECTION FOR LIVER METASTASIS OF RECTAL CANCER

2011 
症例は68歳,男性.直腸癌膀胱浸潤で低位前方切除術・膀胱部分切除術,転移性肝癌で肝部分切除術,膀胱腫瘍で経尿道的治療の既往がある.2009年2月に突然の意識障害と尿の食物による汚染を認めた.前医に入院し,高アンモニア血症および膀胱造影検査で膀胱回腸瘻と診断され,回腸盲腸バイパス術が行われた.その後も症状は改善せず,当院転院となり,2009年10月再手術を施行した.術前合併症に慢性肝不全,糖尿病を認め,前医の回腸盲腸バイパスを活用し,瘻孔を食物の流れから分離するため,瘻孔のある回腸を嚢状に切離・閉鎖した.術後は高アンモニア血症による症状はない.手術前,血清アンモニアと尿素窒素と血清クロールは高値を示したが,術後有意低下した.血清カリウムは術前後で差を認めなかった.
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