1.上部消化管における周術期感染管理:1)食道外科における周術期感染管理

2020 
わが国の食道外科は食道癌に対する食道切除再建術が中心で,近年急速に普及した鏡視下手術では縫合不全以外の手術部位感染・呼吸器合併症・敗血症の減少が期待される.しかし,縫合不全と肺炎はまだ高率に発症し,今後も対策が必要である.近年,食道癌術後感染性合併症が有意な長期予後不良因子と報告され,安全な手術が感染症対策かつ予後向上のために求められる.周術期のチーム医療による感染対策に加えて,抗菌薬の適正使用と感染症発症時の迅速な対応も必要である.
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