Decrease of Accumulating Salt on a Bridge due to Rinsing with Dew

2008 
島根県東部の塗装橋梁を対象に,橋梁桁内での付着イオンの挙動について調査した.付着イオンは冬期から春期にかけ多くなる傾向がある.このことは,この時期に季節風の影響が強まり,飛来塩分の供給量が増すことと整合的である.付着イオンの量は蓄積期間の長さに比例しておらず,飛来して来るイオンの蓄積のみではその付着量を説明できない.集中豪雨前に比べて,集中豪雨後には,桁内の Na+と Cl-の付着量が減少することから,溶解度の高い NaCl が鋼板面に付着した露によって洗い流されていると考えられる.以上のことから,付着イオンの組成は,飛来して来るイオンの量だけでなく,露による洗い流しの効果も受けていると考えられる.
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