Alternative treatment to alkylating agents in childhood minimal-change nephrotic syndrome in a clinical practice.

1999 
小児科一般診療での微小変化型ネフローゼ症候群 (MCNS) に対する免疫抑制剤mizoribine (MZB),ciclosporine (CsA) を用いた免疫抑制療法の現状を明らかにするために,当科で治療管理中のMCNS例で経過中にMZB,CsAを使用した7例を臨床的に検討した。対象は男児5例,女児2例でMCNS発症年齢は2歳3カ月から8歳5カ月 (平均5歳2カ月),MZB,CsAが開始された年齢は3歳8カ月から11歳9カ月 (平均7歳2カ月) であった。病型は6例がステロイド依存性,1例が抵抗性であり,4例では既にcyclophosphamideが使用されていた。依存性の6例では先ずMZBが使用され,2例 (33.3%) で再発回数,ステロイド剤の減量効果を認めた。4例では無効と判断され,2例は azathioprine,2例はCsAで治療された。抵抗性の1例はCsAが使用され,CsA投与の3例ではいずれも臨床的に有効であった。MZB,CsAの臨床応用は一般診療でのMCNSの病勢管理を行い易くしつつある。
    • Correction
    • Source
    • Cite
    • Save
    • Machine Reading By IdeaReader
    12
    References
    0
    Citations
    NaN
    KQI
    []