Fentanyl is a Suitable Analgesic for Orthopaedic Surgery

2007 
フェンタニルは多くの場合, 間欠的にボーラス投与されているが, この方法では効果部位濃度の変動が大きくなり, 投与量やタイミングによっては術後に呼吸抑制が遷延する. 1~1.5μg/kg/hの低速持続投与では, 手術終了時点の効果部位濃度は, 有意な呼吸抑制を生じない1.5~2ng/ml 以下になる. フェンタニルのdecrement timeは, 投与時間とともに延長するので, 鎮痛作用が術後比較的長時間, 持続する利点がある. 整形外科手術の術野は比較的小さく, 頻繁な鎮痛薬濃度調節の必要性も低いので, フェンタニルは適した薬物である. 手術侵襲の細かい変動に対応するためレミフェンタニル持続投与を併用することで, より質の高い鎮痛法が施行可能になる.
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