Second-Line として投与したLow-Dose CPT-11+5' DFUR併用療法が有効であった転移再発直腸癌の2例
2004
切除不能な転移再発直腸癌2症例に対しsecond-lineとしてlow-dose CPT-11+5′-DFUR 併用療法を施行した。症例は根治手術不能な肝肺転移を伴う直腸癌術後の61歳男性と直腸癌根治手術後の肝転移再発を来した76歳男性。両症例ともに5-FU+l-LV 療法の前治療歴があった。投与方法はCPT-1160mg/bodyを週1回外来通院で点滴静注しこれを3投1休で施行した。5′-DFUR は800mg/dayを連日経口投与した。両症例ともに併用療法開始3か月後には腫瘍マーカーは著明に低下肝転移巣は縮小し抗腫瘍効果が認められた。また骨髄抑制下痢などの副作用は認められず患者のQOLを損なうことなく外来通院で安全に施行することが可能であった。以上から本治療法は切除不能な転移再発大腸癌に対する有効な化学療法の選択肢の一つとなる可能性が示唆された。
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