Study on the Improvement of Quality Evaluation Process in the QCBS Method

2011 
国土交通省直轄工事においては、落札者決定方式として、平成10年に総合評価落札方式(以下、総合評価方式)を導入して以来、平成21年度には、全工事件数の約99%が当該方式により実施されている。総合評価方式は、従来の最低価格による落札者決定方式と比較して、「価格及び品質が総合的に優れた内容の契約がなされる」方式であることから、発注する個々の工事における競争参加者の技術を如何に評価するかが課題となっている。このため、本研究においては、まず、国土交通省直轄工事を対象に、総合評価方式の発注型(タイプ)や工事の内容別に、技術評価項目の内容、配点等を分析し、技術提案が技術力の競争という形で十分現れていないことや、簡易型等においては多様な評価項目を設定していることなどの課題を抽出した。そのうえで、今後、技術提案のテーマを設定する場合には、明確な指標に基づき適切な得点差を付けるべきであることや、簡易型等では、企業の施工能力等により評価する方式を導入することなどの改善案の提案を行ったものである。
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