A CASE OF APPENDICEAL CANCER AFTER APPENDECTOMY
2011
症例は58歳,男性.健康診断で便潜血陽性を指摘された.近医で平成20年6月に下部消化管内視鏡検査を施行され,盲腸に直径約20mmの側方発育型腫瘍(以下LST)を認めたため,当院消化器内科に紹介となった.盲腸LSTに対して内視鏡的粘膜切除術(以下EMR)を試みたが,部分切除となった.残存部分は虫垂入口部の中まで連続しており,内視鏡的には切除不可能であると判断した.病理組織学的検査で腺腫内癌と診断され,残存病変に対する追加加療目的で当科に紹介となった.既往歴として20歳に虫垂炎のため虫垂切除術を施行されている.平成20年9月腹腔鏡補助下回盲部切除術(D2郭清)施行した.病理検査結果で粘膜下への浸潤を認めたため,SM癌であると診断した.腫瘍の最深部が遺残虫垂に存在していたため,遺残虫垂から発生した虫垂癌と診断した.
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