A Case Report of Ulcerative Colitis Complicated with Acalculous Cholecystitis

2000 
症例は39歳,男性.血便のため平成10年11月17日当科受診し,諸検査にて左側大腸炎型の潰瘍性大腸炎と診断した.入院治療を行いステロイド投与により寛解が得られたため平成11年3月24日に退院したが,4月初旬より右悸肋部痛が出現したため再入院し,上腹部スクリーニングにて急性胆嚢炎を指摘した.胆道造影では胆管系に異常所見はなく胆嚢内にも結石を指摘できなかった.保存的治療のあと当院外科にて5月17日に胆摘術を施行したが,摘出標本では胆嚢内に結石はなく胆嚢壁のびらん,出血,肥厚を伴う慢性胆嚢炎の所見であった.潰瘍性大腸炎には様々な合併症があり,胆道系疾患合併も稀ではない.しかし無石胆嚢炎合併の報告は極めて稀なので報告した.
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