THREE CASES OF HEPATIC PORTAL VENOUS GAS

2005 
症例1: 75歳,女性.腹痛にて近医で加療中であったが,イレウス症状が強くなったため当科に紹介された. CTにて門脈ガス(PVG)血症・著明な腸管ガス像,血液検査にてCRP 36.81mg/dl・CPK 1,4571U/Lと上昇しており急性腸間膜動脈閉塞を疑い緊急手術を行った.回腸末端130cmおよび上行結腸10cmまで腸管壊死を認め切除・小腸痩を造設した.術後ICU管理を必要としたが125日目に軽快・転院となった. 症例2: 66歳,男性.嘔吐・腹痛を主訴に当科紹介となる. CTにてPVGを認めるもCRP 5.23mg/dl,筋性防御・反跳痛は認められず保存的治療を施行した.入院後,大量の便とともに症状は消失し20日目に退院した. 症例3: 66歳,男性.急激な腹痛・嘔吐にて当院受診した. CTにて門脈ガス血症を認めるもCRP5.34mg/dl,筋性防御・反跳痛は認められず保存的治療を施行した. DMのためα-グルコシダーゼ阻害剤内服中でありこれに起因する腸管内圧上昇によるPVGと考えられた.
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