Agminated Spitz Neviの1例
2008
4歳の男児。1歳頃より左眼瞼から左こめかみにかけて,小さな赤色斑が多数出現し,次第に黒色調となり増大した。初診時には,左上下眼瞼とこめかみに約50個の黒色斑が集簇していた。1年間の経過観察中に,色素斑の数は増加し大きさも増大した。病理組織学的には,やや大型の紡錘形のメラノサイトから成るほぼ均一な大きさの大型胞巣が,表皮真皮境界部に多発性に認められ,胞巣や色素の分布を含む全体的な構築はほぼ左右対称性であった。増殖したメラノサイトには軽度の核異型性が見られたが異常核分裂像などはなかった。組織学的にSpitz nevusと診断し,多発集簇した臨床像と併せて,この症例をagminated Spitz neviと診断した。
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