婦人科癌の癌化学療法後の血小板減少症に対するYM 294(rhIL-11)の臨床試験

2005 
癌化学療法を行う婦人科癌患者を対象として,YM 294の50μg/kg を投与した時の有効性および安全性を,経過観察群を対照としたランダム化比較試験により検討した。経過観察群に比し本剤の50μg/kg 群は有意に血小板数最低値を上昇させ,かつ,100,000/mm3までの回復日数を短縮させることが認められた。安全性について主な副作用(有害薬物反応)は浮腫,投与部位発赤および発熱であり,いずれも軽度もしくは中等度で重度なものはなく消失した。また,本剤との関連性が否定されなかった臨床検査値異常変動は可逆的で管理可能なものであった。以上の結果より,本剤の婦人科癌患者における癌化学療法による血小板減少症に対する有用性が確認された。
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