Immunohistochemical Study of Lung Adenocarcinoma and Adenoma Induced by Diesel Exhaust Particles in Rat Lungs.

1996 
ディーゼル排出ガス粒子8mgをFischer344雌ラットの気管支内に注入し, 形成された肺腫瘍の組織発生を知るために免疫組織化学的な検索を行った.対象は15個の腺癌と9個の腺腫で, 腺癌は分化度別, 胞巣別に亜分類した.抗サーファクタントアポ蛋白 (以下抗SA) 抗体が41%以上の細胞に陽性な腫瘍は腺癌15個中10個であった.抗クララ細胞抗体が41%以上の細胞に陽性な腺癌は1個のみで, この腺癌は同時に抗SA抗体にも92%の細胞が陽性であった.腺腫でも抗SA抗体陽性率は腺癌同様 (9病変中6病変が41%以上の細胞に陽性) の陽性率を示したが, 抗クララ細胞抗体の陽性率は腺癌よりもやや高値を示した.ディーゼル粒子による肺腺癌および腺腫は末梢にある上皮細胞特にII型肺胞上皮由来が推測された.
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