EXPERIMENTAL LOAD-CARRYING CAPACITY AND DYNAMIC EFFECT COEFFICIENT OF RC SLAB AND RC BEAM UNDER RUNNING VIBRATION-LOAD

2006 
本研究では,RCはり・床版を用いて,走行一定荷重および走行振動荷重実験を行い,実験耐力および動的影響を評価した.その結果,走行振動荷重が作用した場合の最大耐力はRCはり・床版ともに走行一定荷重の場合の最大荷重と走行振動荷重の上限荷重とほぼ近似している.また,走行振動荷重による動的影響をたわみによる動的増幅率から得た実験衝撃係数で評価した.これによるとRCはりの場合は荷重振幅±10%,±20%,±30%でそれぞれ,0.237,0.372,0.487,RC床版の場合は±20%,±30%で0.382,0.485の衝撃係数となり,いずれも作用荷重振幅以上の衝撃係数となった.そこで,荷重振幅を関数とする動的影響係数を定義し,活荷重モーメント式を動的影響係数で割り増しすることで安全な設計が可能となる.
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