肺原発primitive neuroectodermal tumorの1例
2010
稀な肺原発primitive neuroectodermal tumor(PNET)の1例を経験したので報告する.症例は21歳女性,前医の生検でPNETが疑われ,治療目的に当院に紹介された.自覚症状はなかった.PETや骨シンチグラフィーでは肺腫瘍以外に異常所見は認めず,肺原発のPNETと診断した.左肺下葉切除および系統的リンパ節郭清術を施行し,病理診断,遺伝子解析の結果,pT2N0M0,stageIBのPNETと診断した.術後経過は良好で術後10日目で退院した.術後化学療法に関して同意が得られず,現在は外来にて経過観察中である.術後3年6カ月経過し,再発兆候なく経過良好である.
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