Late-onset Pulmonary Fibrosis in A Child Treated with Cyclophosphamide.

1996 
14歳男児. 7歳時に右胸部神経節芽細胞腫の摘出術を受け, 術後化学療法としてサイクロフォスファマイドを1年7カ月間 (45mg/日, 総投与量約23g) 内服した. その他の化学療法や放射線療法は行わなかった. 投与中止5年後に労作時の呼吸困難が出現, 胸部X線所見で両側の灘慢性間質性陰影と肺容量の著明な低下を示し, 肺機能検査では高度の拘束性障害を認め臨床的に肺線維症と診断した. メチルプレドニゾロンによるパルス療法, 酸素療法などを行ったが, 呼吸困難が次第に進行し3年半後に死亡した. 病理所見は得られなかったが, 同じような臨床経過を示した報告例があることから, サイクロフォスファマイドによる遅発性肺線維症と考えられた.
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