懸垂法によるエチゼンクラゲ Nemopilema nomurai のターゲットストレングス測定
2005
この論文の目的は,生きたエチゼンクラゲのターゲットストレングス(TS)を推定することである。実験は韓国南岸で SCUBA および定置網で採集した 7 個体について行った。海水水槽の中央に生きた個体をつるし,周波数 38 kHz と 200 kHz で TS 測定を行った。また,その行動を水中カメラで観察した。平均 TS は 38 kHz で-79.0~-47.5 dB, 200 kHz で-72.2 dB~-46.0 dB となり,200 kHz の方が 1.5~10.6 dB 大きかった。ほぼ同サイズの個体の TS で比べると,SCUBA で採集した個体の方が定置網採集のそれより約 20 dB 小さかった。また,傘の形状変化に伴い TS も変化した。
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