N,N-ジメチルホルムアミド中における酸ハロゲン化物のEDTA滴定

1986 
N,N-ジメチルホルムアミド(DMF)中における酸ハロゲン化物のエチレンジアミン四酢酸(EDTA)による伝導度滴定を行なった。また, 滴定時に共存する水分および無機酸などの影響もあわせて検討した。その結果, DMF中において塩化ブチリル, 塩化オクタノイルは, モル比で1:1の点に明瞭な変曲点が認められた。これらの反応は, 脂肪族ハロゲン化合物とEDTAの反応と同様に, EDTAの二つの窒素原子の付加反応と考えられた。また, 共存水分の量については, 10v/v%を越えると変曲点は消失した。同様に無機酸(硫酸,硝酸,塩酸など)の等モル比以上の共存は, 終点が消失した。ただし, 塩酸共存の場合は酸ハロゲン化物との合量が得られた。
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