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New Optical Caliper

2010 
紙の品質管理において紙厚の精度良い測定と制御は不可欠であり,従来はこの目的のために主に両面接触式のキャリパ計が使用されてきた。しかしながら,BM計の主要センサの中で唯一接触式のセンサであり,アプリケーションによっては紙に接触することに起因する様々な課題を抱えていた。近年,BM計メーカ各社からレーザ式キャリパ計が提案されて注目を集めている。しかしながらこの方式には両面接触式とは異なる独自の問題点があり,紙厚測定・制御のソリューションとして定着するまでには至っていない。新しく開発された光学式キャリパ計は,新たな試みとしてレーザ方式ではなく共焦点技術を採用した。さらにできるだけメンテナンスフリーの状態で安定して精度良く測定できるように,様々な機能が取り込まれている。新しいセンサではレーザ方式の多くの弱点が克服されており,従来の両面接触式キャリパ計では紙への接触による問題があったアプリケーションに最適である。従来にないきめ細かい測定と既存のセンサを超える精度・安定性がフィールドで確認された。このセンサはレーザ三角法が原理的に持つ問題を克服しており,両面接触式センサで紙への接触による問題があったプロセスにおいて,紙厚測定の革新的な手法を製紙会社各社にご提供する。このまったく新しい原理のセンサの実現により,紙厚測定技術は新しい時代の幕を開ける。
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