Controlling Efficacy of Strobilurin Derivatives against Wheat Powdery Mildew and Eyespot

2002 
数種のストロビルリン系化合物およびDMI剤を用い室内における殺菌活性と圃場における防除効果の関係について, コムギうどんこ病およびコムギ眼紋病を対象として比較検討した. 圃場におけるコムギうどんこ病に対する防除効果は, 室内試験における殺菌活性と一致せず, 浸透移行性が高く, ベーパーによる活性が認められたクレソキシムメチル, トリアジメホンおよび (E)-2-[2-(3-トリフルオロメチル-5-クロロピリジン-2-イルオキシメチル) フェニル]-2-メトキシイミノ-N-メチルアセトアミドの3剤が高い防除効果を示し, 浸透移行またはベーパーにより新たに展開する葉を保護することが重要な要素と考えられた. 一方, 眼紋病に対しては高い菌糸伸長阻害活性を示し, 浸透移行性の低かった (E)-2-[2-(2, 5-ジメチルフェノキシメチル) フェニル]-2-メトキシイミノ-N-メチルアセトアミド (SSF-129) およびプロクロラズが, 圃場においても高い防除効果を示し, 菌糸伸長阻害活性が高くかつ付着した化合物が長期に散布部位に残ることが重要な要素と考えられた.
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