2-メチル-1-ペンテンおよび-2-ペンテンとホルムアルデヒドとの反応

1966 
オレフィンとホルムアルデヒドとの反応について知見を得るために, 2-メチル-1-ペンテンおよび-2-ペンテンのプリンス反応を検討した結果,主生成物として4-メチル-4-プロピル-1,3-ジオキサンおよび4,4-ジメチル-5-エチル-1,3-ジオキサンが得られること,二つのオレフィン間に反応性の差は,ほとんどないことを認めた。また,1,3-ジオールは,ほとんど生成せず,水和反応による2 - メチル-2-ペンタノールの生成は, 2-メチル-1-ペンテンの場合の方が著しいこと, さらに, 2 - メチル-1-ペンテンの場合は,2-メチル-2-ペンテンへの異性化が起こり,反応温度が高くなるにつれて,4,4-ジメチル-5-エチル-1,3-ジオキサンの生成割合が増すことを認めた。さらに,動力学的研究の結果,1,3-ジオキサンの初期生成速度は,オレフィン,ホルムアルデヒド初濃度に関して一次であることがわかった。
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