Recurrence of hepatocellular carcinoma after medical treatment.

1994 
肝細胞癌に対する内科的治療後の再発に関して検討を行った.対象は直径4cm以下の単発の肝細胞癌症例49例中,内科的治療を行った37例である.うちわけはTAE 17例,PEIT 13例,TAE・PEIT併用7例である.TAE後の再発例は9例で,再発様式は局所再発5例,非治療部再発3例,びまん再発1例であった.PEIT後,TAE・PEIT併用後の再発例は12例で,再発様式は局所再発はなく,非治療部再発11例,びまん再発1例であった.再発時期・再発部位関しては一定の傾向はなかった.局所効果の増強のためには,TAE例でも可能であればPEITの併用が望ましい.2年以内の再発例(18例)と無再発例(7例)を比較し,再発に関する因子を検討したところ,患者背景や治療法によって差はなかったが,腫瘍の肉眼分類で単結節周囲増殖型は単結節型より再発が多い傾向をみた.また,個々の病変に対して十分治療し得たかどうかも再発を左右する因子といえる.
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