【Part.1 比べてわかるHFNCの適応範囲とエビデンス】 <6>終末期のハイフローセラピー

2020 
経鼻高流量酸素療法(high flow nasal cannula;HFNC)は急性期から慢性期呼吸不全において幅広く適応を持ちます。ざっくり言うとHFNC は「酸素療法以上、非侵襲的陽圧換気療法(non-invasive positive pressure ventilation;NPPV)未満」の位置付けです。quality of life(QOL)やquality of death(QOD)がより重要視される終末期~最終末期では、簡便さ、効果の高さ、装着しながら会話や食事・飲水が可能なHFNC の利点が大いに生かされる場面です。本稿では、終末期のHFNC の意義やゴールを考えながら、現状やこれまでの報告についておさらいしてみたいと思います。
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