Dosimetric application of lyoluminescence using some saccharides.

1984 
組織等価線量評価にとって有用な利用が期待される溶解ルミネセンス測定のための測定装置を製作し, 糖類試料の線量計としての可能性を調べた。60Coγ線照射した7種の糖類試料 (ブドウ糖, ショ糖, 果糖, マンノース, ガラクトース, リボース, トレハロース) について, 線量応答性, 感度, 熱処理による影響をルミネセンス発光量に関して比較した。その結果, とくに高線量域 (1Gy-10kGy (0.1-103krad) ) においては, 各試料とも十分な精度で線量と対応しており, 線量計として使用可能であった。感度や線量応答曲線の飽和性などから, 高線量 (1.0-10kGy (10-103krad) ) では, ガラクトース, トレハロースが, 低線量 (1-100Gy (0.1-10krad) ) では, ブドウ糖が線量計として適していることが分かった。また単糖類について, X線と中性子線でも照射し, 試料間における線質による感度を調べた結果, 有意の差は認められなかった。
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