A Case of Transverse Colon Cancer Undergoing an Emergency Operation due to Intussusception
2005
症例は59歳,女性.2002年10月腹部膨満感のため近医を受診した.12月当院に紹介受診し,横行結腸癌の診断で手術予定とされていた.入院待機中の2003年2月に腹痛,腹部膨満感を主訴に来院し,大腸癌イレウスの診断で緊急手術を施行した.術中所見で横行結腸癌を先進部とする腸重積症を認め,重積を解除しないまま重積領域を含めた結腸右半切除術(D3)を施行した.成人の大腸重積症の原因としては癌腫によるものが多く,部位別では回盲部,S状結腸が多く横行結腸例は少ない.大腸癌症例が大腸イレウスを発症した場合,癌腫による狭窄だけでなく腸重積も念頭に置いた診断が必要であり,その鑑別にはCT,超音波検査が有用である.腸重積をきたした横行結腸癌の1例を,文献的考察を加えて報告した.
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